ホワイトニングの種類と効果の違い徹底説明！一番のおすすめは？

ビジネスやプライベートで、相手と話すときに自然と目がいく歯。歯が白いと、第一印象も良くなります。そこで、注目を集めているのがホワイトニングです。しかし、一口にホワイトニングと言っても、その方法と効果はさまざま。後悔することのないように、それぞれの種類をきちんと理解して、施術を受けるようにしましょう。

ホワイトニングの4つの種類とその違い

ホワイトニングには4つの種類があり、それぞれケアの方法や効果が異なります。1つ目はオフィスホワイトニングです。歯科医師・衛生士が漂白成分である過酸化水素などを使い、歯に付着した汚れを漂白していきます。プロの手による本格的なケアのため、速効性があり、満足度の高い仕上がりになります。ただし、健康保険適用外のため、歯科医院によって費用にばらつきがあり、高い傾向があります。
2つ目はホームホワイトニングです。歯科医院から提供されたマウスピースと薬剤を使って、自分で歯を漂白していきます。自宅でできるため、わざわざ歯科医院に出向く必要がありません。オフィスホワイトニングと比較すると白くなるまでに時間がかかりますが、その分、白さを維持できる期間も長いのが特徴です。また、自分の手でやる分、費用も安く抑えることができるというメリットもあります。
3つ目は、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを合体させたデュアルホワイトニングです。歯科医師・衛生士の手によって歯を漂白してもらった後、自宅でケアしていくというやり方です。2つの方法を組み合わせることによって、短期間で歯を白くすることが見込めると同時に、その効果を長持ちさせることが期待できるというメリットがあります。ただし、2つの方法を行なうため、費用は高額になります。
4つ目はセルフホワイトニングです。医療機関外の施設にて、自分の手で歯のケアを行います。施設には歯のケアのやり方を教えてくれるスタッフはいますが、歯科医師・衛生士は不在です。また、歯科医師・衛生士でないと過酸化水素は扱えないため、セルフホワイトニングでは歯の漂白までは期待できないでしょう。そのため、仕上がりに満足できないかもしれません。しかし、先に挙げた3つの方法と比較すると、最もリーズナブルな費用で利用することができます。

クリーニングとブリーチングの違いとは？

クリーニングとブリーチングは、どちらもホワイトニングで行うケアの方法です。しかし、歯へのアプローチの仕方が異なります。まず、ブリーチングとは過酸化水素や過酸化尿素といった薬剤を使って、歯を漂白することを意味します。これらの薬剤を扱うことができるのは、歯科医師・衛生士のみです。そのため、ブリーチングを行いたい場合は、オフィスホワイトニングを選択して歯科医師・衛生士にケアしてもらうか、またはホームホワイトニングで使用するための過酸化水素や過酸化尿素を歯科医院で処方してもらうことになります。
一方のクリーニングとは、歯石や歯垢を取り除き、歯をきれいに掃除することを意味します。歯をケアする際、薬剤を使用することはありません。しかし、他人の口の中をケアすることができるのは、歯科医師・衛生士のみです。そのため、医療機関以外の施設でのクリーニングは、自らの手で行う必要が出てくるのです。

過酸化水素を使った施術のメリットとデメリット

歯を漂白する働きがある過酸化水素を使った施術には、メリットとデメリットがあります。施術してもらう前に両方の側面を押えておくことが後悔しないためには大切です。まずはメリットです。施術する際に使用する過酸化水素の濃度は、オフィスホワイトニングの場合は濃度35％以下、ホームホワイトニングでは10％以下が主流となっています。これはかなり高い濃度であると言えます。というのも、消毒用のオキシドールに含まれている過酸化水素の割合は3％程度だと言われているからです。そのため、速効性があり、なおかつ高い漂白効果が期待できます。短期間で白い歯を手に入れたという人にとっては、ぜひとも利用したい薬剤なのです。
しかし、その分デメリットもあります。まず、場合によっては歯のエナメル質が傷んだり、しみたりすることがありますし、痛みを感じる場合もあります。また、歯の色は自然な白さではなく、ツヤもありません。歯を漂白した後しばらくは、コーヒーや赤ワイン、カレーなど着色しやすい物は口にしてはいけないという食事制限もあります。さらに、費用も高くつき、早く白くなった分、元の色に戻りやすいとも言われているのです。

人気のポリリン酸ホワイトニングの効果とは？

歯の着色汚れを除去するポリリン酸を使ったホワイトニングは、その効果の高さから人気が集まっています。ポリリン酸のメリットは、まず歯の表面を傷つけないことにあります。そのため、歯がしみたり、痛くなったりすることがありません。また、コーティング効果もあるとされているため、ケア後に、歯の表面に汚れが付着するのを予防してくれるので施術後の食事制限も必要とされないのです。過酸化水素によるホワイトニングも同時に行えば、その効果は倍増です。短期間ですばやく歯を白くした後に、長期間白さを維持することが期待できるからです。おすすめは歯科医院でホワイトニングしてもらった後に、自宅にてポリリン酸を配合した歯磨き粉を使用するといった方法です。

セルフホワイトニングに最適！ポリアスパラギン酸とは？

ポリアスパラギン酸が配合されている歯磨き粉を使ったホワイトニングは、セルフホワイトニングに最適です。まず知っておきたいのが、ポリアスパラギン酸には、タンパク質にくっついて包み込むという働きがあるということです。実は、歯の黄ばみや着色汚れの正体はタンパク質だと言われています。そのため、ポリアスパラギン酸の特性を活かして、歯からタンパク質を剥がして落としてしまえば、歯は白く美しくなるのです。しかも、その後、歯に汚れがつきにくくなるという効果も期待できます。さらに、嫌な口の臭いの原因も、タンパク質が関係しています。そのため、ポリアスパラギン酸配合の歯磨き粉を使うことで、歯の汚れと同時に口臭までなくしてしまうことが期待できるのです。
そんな効果が高いとされるポリアスパラギン酸ですが、副作用の心配は一切ありません。というのも、ポリアスパラギン酸は、栄養ドリンクやサプリメントなどに含まれている疲労回復成分・アスパラギン酸が結びついてできたものだからです。そして、歯磨き粉によるセルフホワイトニングであるため、効果が高いにも関わらず、安い費用で行うことかできるのです。