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うっかり日焼けに注意して!日焼けを治すポイントは?

うっかり日焼けに注意して!日焼けを治すポイントは?

紫外線が多く降り注ぐ時期になると注意しなければならない日焼け。日焼けは跡が残ってしまったり、症状がひどい場合にはなんらかの肌トラブルにつながる恐れもあります。そのため、日焼け後は適切な対策を行うことが重要です。
そこで今回は、日焼けをした後に肌トラブルへ発展しないよう、適切な対策方法をいくつか紹介します。

日焼け後の肌の状態とは?

日焼けは熱いものに肌が触れた後に起こる火傷の一種で、その状態は軽度の1度~中度の2度に分けられます。軽度の1度は、ダメージを受けているのは皮膚の表面だけの状態で、肌が赤くなりヒリヒリとした痛みをともないます。そして、中度の2度は皮膚の深いところまで火傷が達している状態で、水ぶくれができたり跡が残るといった症状が現れます。
さらに、日焼けは二つの種類に分けられています。一つ目は、サンタンという種類で、UVA(紫外線A波)によって肌が小麦色に色付きます。ほとんど痛みを感じないことが特徴で、日焼けによる痛みや赤みが引いた後にも現れるケースがあります。二つ目は、肌が赤くなり痛みをともなうサンバーンです。この種類はUVB(紫外線B波)によって引き起こされる日焼けで、一度に大量の紫外線を浴びることによって引き起こされます。さらに、この日焼けは繰り返すことにより、後から顔や体にできるシミ・シワの原因となる恐れがあります。
また、肌が持つ紫外線への耐性がどの程度かによって、この2種類のどちらを発症するのかが異なってきます。生まれつき肌のメラニン色素が多い人は、紫外線に対する耐性をある程度持っているため、サンタンになりやすい傾向があります。一方で、生まれつきメラニン色素が少ない人は紫外線への耐性が弱くなっているので、サンバーンを発症しやすくなっています。紫外線への耐性が弱い人は、日焼けをした直後に肌が赤くなったとしても、黒くならないという特徴があります。このタイプの人は長時間の日焼けに注意しましょう。可能であれば、日焼け止めクリームなどを使い、日焼けの予防や症状を抑えることが大切です。

日焼け後のアフターケアはスピードが命!

肌が日焼けをした後は、冷やす・保湿・水分補給の3つに従って、迅速にケアすることが大切です。
まず、肌を冷やさなければならない理由として、日焼けした肌は火傷と同じ状態になっており炎症が起きているので、炎症の進行を妨げるためにも肌を冷やすことが重要です。放置していると肌が腫れてくる恐れがあり、肌トラブルにつながるケースもあるため素早く冷やしましょう。
肌を冷やす方法は、冷たいシャワーを浴びたり、保冷用のジェルを使って冷やすといった方法が挙げられます。これらがない場合は、冷たい濡れタオルを用意して、タオルで包み込むように冷やしていきます。冷やす際の注意点は、氷を直接肌へ当てることや、タオルで皮膚をこするといったことをしないことです。これらは皮膚組織にダメージを与えることにつながり、症状を重くする恐れがあります。タオルやジェルを優しく肌へ触れる程度に当てて冷やしていきましょう。冷やす時間は肌の火照りがおさまる程度が目安となっています。
そして、保湿を行う際は、肌への刺激を少しでも和らげるために、敏感肌用の保湿化粧水を使って肌に潤いを与えます。化粧水を使うときのポイントは、ある程度の量を手に取りハンドプレスしながら、ムラなくじっくり肌になじませることです。肌を叩いたりこすったりすることは、肌への刺激が強いので控えるようにしましょう。
そして、化粧水の後には乳液やクリームなどを使って肌に油分の膜を張り、化粧水の水分が逃げないようにします。日焼け後の肌は水分の蒸発が早くなっているので、油分でカバーすることは大切なケアの一つです。
最後の水分補給に関しては、日焼けによる脱水症状などを改善するために行います。冷水ではなく常温の水、またはスポーツドリンクなどを飲んで水分補給を行うことで、体内の水分量が上がり、肌の保湿効果にも期待できます。

体の中から美白を応援!回復を助けるものとは?

日焼けによりダメージを受けた肌の回復をサポートできるものとしてビタミンが挙げられます。ビタミンは健康的な肌を保つためにも大切な栄養素の一つで、紫外線による肌への影響を和らげる効果や、シミ・そばかすの原因となるメラニン色素の合成などを抑えてくれる効果に期待できます。ビタミンは食事からでも摂取することができますが、サプリメントなどでも体に取り入れることが可能です。
また、ビタミンC誘導体が含まれるローションで肌のケアをすることも、回復をサポートするには必要となっています。ビタミンC誘導体は、日焼け後にできるシミや肌が黒くなる原因となっているメラニンの生成を抑制する効果に期待できます。注意点として、ビタミンC誘導体は日焼け直後の皮膚には刺激が強くなっているため、日焼けの症状が落ち着いてから使用するようにしましょう。
他にも、肌の回復をサポートするためには、しっかりと睡眠を取る必要もあります。肌にはターンオーバーがあり、時間が経過すると古くなった肌から新しい肌へ生まれ変わることができます。このターンオーバーを早めるには、しっかりと睡眠を取り、肌が生まれ変わるための成長ホルモンを体内から分泌させることが大切です。

日焼けが治るまでの期間とは?

日焼けによって肌の色が黒くなった後、元の白い状態になるまでには日焼けの種類や程度によって期間が異なります。環境省の紫外線環境保健マニュアルによると、サンタンの場合は回復するまでに数週間から数カ月かかるとされています。サンバーンのケースでは、日焼け後2~3時間程で肌が赤くなりヒリヒリとした痛みを感じた後、3日後くらいから症状が落ち着き始めます。そして、1~2週間程で皮がむけ、徐々に元の肌へと戻っていきます。しかし、水膨れができるほどひどい症状の場合は、治るまでに3週間以上かかることがあるほか、日焼けの跡が残るケースもあります。
もし、水膨れをともなう日焼けをしてしまい、症状がひどくなる場合は、医療機関(皮膚科や内科など)で治療してもらいましょう。一般的に、日焼けの症状は皮膚科で治療することができます。美容皮膚科であれば、内服薬やフェイシャルケアなどを行い、日焼けの治療だけでなく元の白い肌に治すよう促し、きれいな状態にするための治療を施してもらえることもあります。