普段着としてオフショルダーや胸元が大きく開いた洋服を着るときや、ちょっとしたパーティでドレスを着るときなど意外とデコルテを出す機会は多いものです。女性らしい綺麗なデコルテは魅力的で憧れる人が多いのではないでしょうか。今回はそんな綺麗なデコルテを出したいのに目立つイボができてしまう原因とその治療法、予防策を網羅的に解説します。
首やデコルテにイボができる!原因とは
小さな首イボの正体は「アクロコルドン」や「スキンタッグ」と呼ばれるものであることが多いです。まず、「アクロコルドン」ですが、これは軟性腺筋腫とも言います。色は肌色または褐色で、2~3ミリ程度のポツポツとした小さなものができることが特徴です。イボと言うと皮膚が盛り上がって突出する様子をイメージする人が多いかもしれませんが、アクロコルドンの場合表面の盛り上がりはありません。色が変化するのは、肌を守っているメラニン色素が沈着してしまうことが原因です。このタイプは、加齢とともに発症が増え、女性や肥満の方に多い傾向があります。
次に、「スキンタッグ」はアクロコルドンよりやや大きめのイボで、先ほどとは異なり皮膚から突き出しているのが特徴です。こちらも中高年層の発症が多いため、老人性イボと呼ばれることも多いのですが、早ければ20代で発症する場合もあります。これらのイボは小さくてもまとまった数がポツポツと発生してしまうことが多いです。そのため、イボができてしまうと驚いて体に悪いのではないかと心配になるかもしれませんが、どちらも良性ですので過度に心配する必要はありません。普段通り生活して構いませんが、アクセサリーを引っかけるなどして炎症を起こすこともありますので、アクセサリーを付ける際や飾りのついた衣服を着る際には少し注意してください。
デコルテにイボを作らないためにできること
デコルテにイボができてしまう原因に肌のターンオーバーの乱れが考えられます。肌は自ら新しい肌に生まれ変わる力を持っていますが、そのターンオーバーという機能が日々の紫外線や摩擦といった外部刺激や加齢に伴って正常に働かない場合があるのです。そこで、そのターンオーバーを妨げないために2つの注意点があります。
まず、摩擦をかけないということです。衣類やアクセサリーを選ぶときには過度に摩擦を生むものは避けましょう。寒くなるとマフラーやタートルネックの洋服など、首回りの皮膚を刺激してしまうものを着用する機会が増えてきます。どうしても寒くて着用する際には肌触りが良く肌に優しい素材を選んだり、静電気が起きにくい素材のものを身につけたりするといった工夫をするのが良いでしょう。さらに、1年を通して体を洗う際にボディタオルなどで強くこすり過ぎないことも大切です。入浴の際にはボディーソープなどをつけた優しく手のひらで汚れを落とすように洗ってください。毎日摩擦刺激を続けることでダメージが蓄積してしまうので、日頃から気をつけていきましょう。
次に、首回りの保湿と紫外線対策です。肌が乾燥しているとターンオーバーの乱れを招きますので、こまめに保湿することが必要です。洗顔後の顔の保湿の際に、ついでに首まで化粧水や乳液を伸ばすと手軽に保湿をすることができます。さらに、紫外線対策ですが、顔や腕などは塗っても首はついつい塗り忘れがちな部位です。出かける前には日焼け止めを塗ったり、首まで覆いのあるタイプの帽子をかぶったりするなどして紫外線を防ぎましょう。長時間屋外にいるときには、1度日焼け止めを塗って満足するのではなく、こまめに塗り直すことで日焼け止めの効果を持続させていきましょう。
できてしまったデコルテのイボ!治療法はある?
既にできてしまったイボに対しては適切な治療が必要になってきます。ウイルス性のものは必ず医療機関を受診してください。そこでハサミを使っての切除や場合によっては液体窒素で冷凍凝固させてから切除が行われます。自宅でハサミを使って切除すると雑菌が入ったり思わぬ出血を招いたりする危険性がありますので、切除したい場合は必ず医療機関を受診しましょう。
切除しない場合、これらのイボは自宅でケアをすることが可能です。ピーリング成分が入ったアイテムや、保湿成分の入ったアイテムを使ってこつこつケアをしていきましょう。その際にオススメなのが、保湿成分がたっぷり入った「わらびはだ」です。こちらはザラザラ肌対策に特化しているため、首やデコルテのイボに悩んでいる方にぴったりなオールインワンジェルになります。「わらびはだ」には、ノーベル賞受賞美容成分のヒトオリゴペプチド(EGF)をはじめとして、ハトムギ種子エキス、ヒアルロン酸、馬プラセンタ、沖縄の天然美容成分が配合されているのです。ハトムギ種子エキスは古くから肌のポツポツ対策に重宝されており、ヒアルロン酸は潤い成分として様々な化粧品にも使われています。馬プラセンタはあまり聞きなじみがないかもしれませんが、人の胎盤に近い成分ということで採用されています。これらの有効成分は無添加、無香料、無着色、弱酸性のため、肌が弱い方も使いやすいのも特徴です。
さらに、ほのかに沖縄シークァーサーが香るオールインワンジェルなので、使い方も簡単です。顔からデコルテ、全身どこでもまんべんなく使用することができるため、さくらんぼ大を顔中心に塗り広げて気になる部分には重ねづけするだけでOK。価格も病院に行くよりお手頃なので、気軽に試すことができます。
放っておくと後悔する!要注意なイボ
中には放っておくと危険なイボもあります。出来たイボが急に大きくなった場合、出血している場合、直径が7mm以上ある場合です。これらに当てはまるときには、注意が必要なため速やかに皮膚科などの医療機関を受診しましょう。なぜなら、これらのイボはウイルスにより人に感染するイボや皮膚がんなどの可能性があるためです。そのまま放置していては悪化してしまったり、他の人に感染させてしまったりするかもしれません。
しかし、素人がイボを見ただけで適切な判断ができるとは限りません。自分のイボが良性のものなのか、悪性のものなのか不安に思った際には、安易に自己判断をするのではなく皮膚科へ行くことをオススメします。専門家の判断の上で治療もしくは自宅でのケアをしていきましょう。