美白 馬プラセンタ

豚プラセンタはほかのプラセンタと何が違う?効果にも差はあるの?

豚プラセンタはほかのプラセンタと何が違う?効果にも差はあるの?

肌のうるおいが足りないと、目元や口元にしわができたり、乾燥などに悩まされたりします。できれば体によいとされる成分で肌にうるおいを与える方法がないかと探している人もいるでしょう。プラセンタは、医療品やサプリメントなどにすでに使用されており安心です。そのため、化粧品などで手軽にプラセンタが配合されているものがあればいいなと思いませんか。ここでは、主流の動物由来のプラセンタのなかでも、豚のプラセンタの特徴や効果についてくわしく解説していきます。また、それ以外のプラセンタとの違いについても紹介します。

豚プラセンタとはどういうもの?

豚の胎盤に含まれる成分を抽出し、不純物を取り除いた状態のものが豚のプラセンタです。サプリメントや化粧品などに使用されているプラセンタのほとんどが豚や馬のプラセンタといわれています。豚と馬では成分などが多少異なるため、使ってみた感じが違うと感じることがあります。また、馬プラセンタは貴重なために価格が高めになりがちです。そのため、一般的に多く流通し、身近に使用されているのは豚プラセンタが多くなっています。それ以外には牛や羊などのプラセンタがありますが、狂牛病(BSE)の発生により、これらの動物の胎盤を使用しないように国が通知をしています。そのため日本ではあまりメジャーではありません。

豚プラセンタのメリットは何?

プラセンタがまだそれほど一般的ではなく、知られていないときには、その珍しさから貴重なものであり、価格も高めの傾向にありました。そのため、ほんの一部の高級な化粧品やサプリメントなどに配合されるといったケースしかありませんでした。しかし、馬プラセンタはいまだに希少価値であるために価格は高いものの、豚プラセンタについては手に入りやすい価格に落ち着いてきています。そのため、価格面において豚プラセンタのメリットは大きいといえるでしょう。
豚プラセンタの供給を可能にしているのは、豚の出産回数の多さが関係しています。豚は1年に2回以上出産し、一度の出産で6~8頭くらいの子豚を生むことができます。そのため、衛生管理や飼育環境の整備などがしっかり行われていれば、豚プラセンタの原料となる胎盤を多く生産できるのがメリットといえるでしょう。さらに、豚は分子の構造が人間に近いといわれており、プラセンタの栄養素を吸収しやすいといわれています。価格や品質、使い心地の面でもメリットが多いことから、豚プラセンタはサプリメントや化粧品に広く使われ普及しています。

飼育環境で品質が変わるのがデメリット

豚は生き物であるために、品質はどれも同じというわけにはいきません。品質の均一性を保つのが難しいことはプラセンタのデメリットといえるでしょう。品質に大きな差がでてしまう理由のひとつに飼育環境の良し悪しがあります。もともと豚はきれい好きであり、飼育されている環境が衛生面で劣ってしまうとストレスを抱えてしまい、体調に影響を及ぼす可能性が高くなります。また、不衛生な飼育環境で育った豚は病気になりやすく、飼料に抗生物質をまぜていることもあるので注意が必要です。そうなると、結果的に豚の体の中に抗生物質などが残る状態となり、肉だけでなく胎盤にまで影響を与えることもあるので、豚プラセンタの安全性が低下してしまうこともあるのです。そのため、飼育環境に不安のない品質のよい豚プラセンタを選ぶことがとても大切なポイントともいえます。
衛生管理が徹底されていれば、豚は病気にかかりにくく健康な体を維持できます。その結果、安全性が高く品質のよいプラセンタができるということです。豚プラセンタにはさまざまなメリットがありますが、豚は生き物であるため品質や安全性に関するデメリットもあることを覚えておきましょう。

安全な豚プラセンタのためのSPF豚

豚プラセンタの安全性が気になる場合に、少しでも不安を解消する方法はあるのでしょうか。せっかく人間の肌になじみやすく、価格も手ごろであるのに心配しながら使うことだけは避けたいものです。豚の飼育環境の良し悪しや衛生管理については、残念ながら自分の目で直接チェックするのは難しいでしょう。しかし、すでに飼育方法を見直し、安全性が高く、よい品質の豚を生産する取り組みも始まっています。
豚には特有の菌が体内にあって、その一部は人にも感染してしまうリスクがあります。SPF豚は、これらの問題を解消するために生産された豚です。SPFとはSpecific Patbogen Freeの略語で、特定の菌を保有していない豚に与えられる名称です。もちろん、まったくの無菌というわけにはいきません。しかし、飼育環境も良好なため、衛生面での不安も少なく胎盤の加工も衛生的に行われているといえます。国産の豚プラセンタを使用するならSPF豚の胎盤から抽出されたものを使うと安心といえるでしょう。一方で外国産の豚プラセンタであれば、生産から加工、流通経路などのルートをチェックするトレーサビリティに注目します。追跡することで、ある程度の品質の安全性を確保することが可能です。

ほかのプラセンタとはどこが違う?

豚プラセンタのほかにも、動物由来や植物由来のプラセンタがあります。本来、プラセンタは哺乳類の胎盤のことを指していますが、植物性や海洋性のマリンプラセンタと呼ばれるものも出てきました。そのため、豚や馬などの哺乳類の胎盤でつくられたプラセンタは一般的に動物性プラセンタと呼ばれ、区別されています。
馬プラセンタは馬の胎盤から抽出されたものを指します。豚プラセンタよりもアミノ酸の含有量が高いです。また、飼育状況については把握しやすく、病気にもかかりにくいことから安全性がとても高いことで知られています。一方で、豚プラセンタと比較すると希少性が高いので手に入れるのが難しく、価格も高めになります。そのため、化粧品などに大量に配合されることはあまりありません。
マリンプラセンタは魚から抽出される海洋性のプラセンタです。そのため、哺乳類のように胎盤は存在しません。主な原料は鮭などの魚の卵巣膜の部分が海洋性プラセンタとして使われています。魚の卵を包み込む薄い膜のような部分から抽出します。アミノ酸やコラーゲン、ヒアルロン酸など肌によい成分を含み安全性が高くなっています。一方で、哺乳類特有の成分が含まれないことから、完全な動物性プラセンタの代用品にはなりません。

異なる由来のプラセンタを同時に摂る魅力

豚プラセンタはさまざまなプラセンタを含む製品に活用されています。それは、価格や成分などの魅力的な点が多いからといえるでしょう。しかし、馬プラセンタにはアミノ酸が多く含まれており、馬プラセンタのみに存在している成分もあります。マリンプラセンタは安全な原料を使っており、コラーゲンやヒアルロン酸を豊富に含んでいるのがメリットです。それぞれのプラセンタにはそれぞれの特徴があり、独自の成分が含まれています。そのため、できればすべての成分がバランスよく配合されている商品があればそれに越したことはないのです。

安全で手頃な豚プラセンタを上手に活用しよう

豚プラセンタは供給量がそれなりにあるため、手ごろな価格で入手できるのが魅力です。一方で、動物の胎盤から抽出するものなので、安全性が不安という人もいるでしょう。その場合には、安全性がしっかり確認されているSPF豚の胎盤を原料にしたものを使うようにしましょう。馬プラセンタは価格が高いというデメリットがあり、肌によい成分が含まれているマリンプラセンタも動物性の完全な代用品になるには難しいというデメリットがあります。そのため、豚プラセンタの存在は欠かせないといえます。また、たっぷり使えるので、効果的に活用できるでしょう。
化粧品では、なかなかこのような贅沢な配合のものは見つかりにくいのでは、と思う人が多いでしょう。しかし、品質が安定している馬プラセンタ、豚プラセンタ、マリンプラセンタを配合した美容液は通販で購入することができます。マリンプラセンタの原材料は国産秋鮭の卵巣膜から抽出された成分を使用している場合が多く、総合的な品質面でも安心といえるでしょう。