鏡を見ているとき、顔にそばかすがあると気になるという人は多いでしょう。また、顔に目立つそばかすがあると、メイクで隠すのにもひと苦労です。そばかすができる原因について正しく知っておき、適切な治療法やメイク方法を試してみましょう。この記事では、そばかすができる原因と具体的な対策方法について解説していきます。
どうして？そばかすができる原因
そばかすは、医学的には雀卵斑（じゃくらんはん）と呼ばれており、肌にできた茶色の1～4mmの斑点のことを指しています。また、「そばかすは白人に多い」というイメージを持つ人はたくさんいますが、日本人でも色素が薄い色白の人の場合は幼少期からそばかすの悩みを抱えている人も多いでしょう。そばかすについては「加齢によるもの」と思われがちですが、実は子どものころから現れるといわれています。
そばかすができる原因は、まず活性酸素の発生が発端となっていると指摘されています。紫外線を浴びることなどによって活性酸素が発生し、メラノサイトが刺激され、肌を黒くさせる原因のメラニン色素が生成されるのです。そばかすの多くは鼻と左右の頬を中心として現れるというのが特徴のひとつです。しかし、そばかすは顔以外にも胸元のデコルテや肩、首などにもできやすいといわれています。それは、胸元やデコルテなどの部位は普段から紫外線を浴びやすい場所であることが直接的な理由です。紫外線を浴び続けることによって症状が悪化してしまう恐れがあるため、適切なケアを行う必要があるといえるでしょう。
次に、そばかすの主な原因は遺伝といわれています。たとえば、親にそばかすがある場合は、子どもにも現れやすい傾向にあります。先天的なそばかすは思春期に増えるといわれていますが、思春期を過ぎたころには消える場合もあるようです。
シミとそばかすは違う？
シミとそばかすについては、しばしば混同されがちです。一般的なシミとそばかすの最大の違いは、「遺伝性かどうか」という点にあるでしょう。たとえば、シミの場合は、日ごろから紫外線を大量に浴びる生活をしていたり、加齢によって肌の機能が低下したりすることによって引き起こされます。これは後天的な症状といわれています。また、ニキビ跡などの皮膚の炎症が原因で起こる「炎症後色素沈着」や、ホルモンバランスの乱れが原因となって発生する「肝斑」などの症状についてもシミといえるでしょう。
一方、そばかすは遺伝的な要素が強い症状です。そのため、そばかすの場合はシミとは違って日ごろからスキンケアをするだけでは症状の発生を防ぐことは難しいといえるでしょう。加えて、後天的なそばかすに関しては、大人になってからできると、自然に消えてしまうことはほとんどありません。後天的なそばかすは年齢を重ねるごとに目立ちやすくなるという特徴があるため、多くの人を悩ませているのです。
そばかすを改善したい！治療法とは
そばかすが目立っていると、「そばかすを改善したい」と思うものです。そばかすの悩みを軽減するためには、いくつかの治療法があります。まず、そばかすの素となるメラニンを抑制する働きのあるアミノ酸の「L－システイン」を摂取すると良いでしょう。ただ、L-システインは酸化に弱いという難点があります。このL-システインの難点を補ってくれるのが「ビタミンC」です。ビタミンCには、肌のコラーゲンの生成をサポートし、抗酸化作用などの働きもあります。加えて、L-システインとビタミンCは、どちらもメラニンの生成を抑えてくれるとともに、ターンオーバーを促進するという役割もあるため、一緒に摂取をすることで相乗効果が期待できるでしょう。
次に、色素沈着を抑える働きのある「トランサミン」などを内服することでも、シミができるのを防いでくれます。他には、メラニン色素を排出する「トレチノイン（レチノイン酸）」や、メラニン色素を抑制する「ハイドロキノン」などの外用薬を塗るなどの方法も、そばかすの治療としては気軽に取り組むことができるでしょう。
さらに、紫外線対策を十分に行うことは、そばかすの対策としては欠かせません。外出時には日焼け止めクリームを塗ったり、帽子をかぶったりするなどの紫外線対策にも、日ごろから取り組むようにしましょう。
そばかすを隠したい！メイク方法
一度できてしまったそばかすを完全に消し去るのは非常に難しいことです。しかし、そばかすが気になる部分をメイクで隠すという方法であれば即効性があることに加えて簡単であるため、誰でも取り組むことができるでしょう。まず、そばかすをきれいに隠したいなら、ファンデーション選びにもこだわることがおすすめです。肌に密着するクリームタイプのファンデーションなら、そばかすを目立たなくするのにも役立ちます。クリームタイプのファンデーションは保湿性が高いという特徴があることから、乾燥肌の人でも使用することが可能です。
また、そばかすの範囲が狭く、部分的に隠したいという人には、スティックタイプのコンシーラーが適しているでしょう。逆に広範囲をファンデーションでカバーしたい人には、クリームタイプのコンシーラーがおすすめです。加えて、そばかすを隠すためには、メイクのベースとなるファンデーションとコンシーラーをつける順番についても心得ておきましょう。実は、ファンデーションのタイプに応じてメイクをする順番を変えていけば、そばかすをきれいにカバーすることができるようになります。
たとえば、リキッド系のファンデーションの場合は、ファンデーション、コンシーラーの順番でメイクをしていきましょう。一方、パウダー系のファンデーションを使っているのであれば、コンシーラー、ファンデーションの順にメイクをしていきます。このように、メイクの順番を工夫するだけでメイク崩れを防ぐことができ、ムラのないより自然な仕上がりが実現します。
そばかすを薄くしたい！基礎化粧品を見直そう
そばかすを薄くしたいのであれば、基礎化粧品を見直すことが大切です。特に、後天的なそばかすを薄くすることは難しいため、メイクでカバーする方法を知っておけば、毎日のメイクでも役立てることができるでしょう。
気になるそばかすをカバーしたいなら、「王妃の白珠」がおすすめです。そばかすをメイクで隠そうとした場合、ファンデーションやコンシーラーなどをどんどん厚塗りしていってしまう恐れがあります。厚化粧をしてしまっては、透明感のある自然な肌にはなりません。肌のシミやそばかすが気になる人でも、「王妃の白珠」を使ってパックをするだけで、白くもちもちとした肌を実現することができます。そばかすや肌のくすみで悩んでいるのであれば、「王妃の白珠」でケアをして若々しい肌を目指しましょう。
