薄着になる季節に二の腕にぽつぽつと赤い発疹があると、腕を出すことに抵抗を感じてしまう人もいるでしょう。二の腕が赤くなってしまうのは、毛孔性苔癬が原因かもしれません。二の腕がぶつぶつになる症状の種類や対策方法をお伝えするので、ホームケアをきちんと行い、二の腕のポツポツを予防しましょう。保湿ケア・角質除去におすすめできる商品もご紹介します。
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二の腕がぶつぶつになってしまう原因とは
二の腕にあるぶつぶつ・ざらざらした丘疹は、毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)または毛孔角化症(もうこうかくかしょう)と呼ばれる皮膚疾患が原因の可能性があります。この症状は、一般的には鮫肌とも呼ばれています。本来なら約1カ月の周期で新陳代謝によって自然にはがれ落ちるはずの肌表面の角質が溜まり毛穴をふさいでしまうと、皮膚の表面が隆起してしまうのです。男女ともに起こりえますが、小児から思春期の青年に多いといわれています。毛孔性苔癬の原因に関して、明確な原因は判明していません。
もっとも、ホルモンバランスの乱れや遺伝、肥満が原因として考えられます。まれに軽度のかゆみを感じることがありますが、かゆみや痛みなどの自覚症状はほとんどありません。通常色は肌の色と変わりませんが、時折薄い赤色や茶褐色を帯びることもあります。見た目はニキビと似ていますが、細菌が繁殖して炎症を引き起こしているわけではありません。ひどいかゆみを感じる場合には、マラセチア毛嚢炎など別の症状に該当する可能性があるでしょう。
人によっては、跡が治らずに残ることもありますが、20代を過ぎると年齢とともに自然に消えていくはずです。肌のぶつぶつが毛孔性苔癬であれば他人に感染することもなく、放置しておいても大きな問題は生じません。もっとも、「肌のターンオーバーの乱れ」「不十分な紫外線対策」が二の腕のぶつぶつを悪化させてしまうので注意しましょう。また、お風呂で浸からずにいると、ターンオーバーが乱れ、症状がひどくなってしまうおそれがあります。さらに、冷えや運動不足で血行が悪くなると、体内に老廃物が溜まる結果新陳代謝が悪くなり、ターンオーバーが乱れてしまうかもしれません。
二の腕のぶつぶつには種類がある!症状に合わせた対策を
二の腕のぶつぶつの原因は、毛孔性苔癬以外にもあせも(汗疹)、ダニや日光過敏症が考えられます。あせもというと子どもがかかるものというイメージが強いかもしれませんが、汗が皮膚の中に溜まってしまうと大人でもかかります。あせもは、肘の内側、膝の裏などもともと汗の溜まりやすい場所に起こりやすいのですが、汗が出やすい場所は人それぞれなので、腕に汗もができる人もいるのです。大抵ひどいかゆみを伴うあせもですが、かきむしると水疱がつぶれ、ほかの場所に患部がだんだん広がってしまうので、あせもをかかずに我慢するのが大切です。かゆみ止めの効果のある外用薬を塗り、なるべく短期間で治療しましょう。
日光アレルギーとも呼ばれる日光過敏症とは、太陽の光に照らされるとかゆみを伴う発疹が現れる症状です。場合によっては痛みを伴うこともあります。一般的に顔面、頸部に多く見られる症状ですが、腕にぶつぶつと現れることもあります。予防のためには「紫外線の強い時間帯の外出を避ける」「日傘などを利用する」など紫外線をなるべく浴びないことが大切です。
ベッドで無数のダニが繁殖しており、寝ているときに刺されてしまうと腕にぶつぶつとした発疹ができることがあります。かゆいからといってかきむしってしまうと、かき傷から菌が入り、発疹の範囲が広がってしまうでしょう。患部にステロイド軟こうを塗って治療するのが良いとされています。
角質異常によるぶつぶつはホームケアで改善できる
角質異常は保湿やピーリングといったホームケアで改善することがあります。ぶつぶつしている部分は、乾燥や衣服の摩擦による刺激を受けているので、入浴後にローションやクリームで保湿を欠かさないようにしましょう。肌が乾燥していると、どんどん症状が悪化してしまうかもしれません。ピーリングとは、ターンオーバーの乱れを改善するために肌に蓄積した古い角質を除去することです。自宅で洗顔料や化粧品を使って行う方法とクリニックでグリコール酸やサルチル酸などの薬剤やレーザーを用いて行う方法があります。クリニックで行うとより効率的に除去できる可能性は高いですが、自宅で行うよりも費用が高いのが難点でしょう。自宅でより良い商品を定期的に使うことが費用を抑えてぶつぶつを予防する賢い方法ではないでしょうか。
保湿ケアに適したオールインワンジェルとして話題を集めているのが、沖縄の天然素材を使用した「わらびはだ」です。「老廃物を押し出すEGF」「しっかりと柔らかさを保ってくれるヒアルロン酸」など、お肌にうれしい成分が含まれており、ぶつぶつ対策として有効だと医師もお墨付きを与えています。直接肌につけるものなので、弱酸性・無香料・無着色である点もうれしいところです。公式サイトでは、わらびはだを使用して1週間が経つと水分保持能力が高まり、水分量、油分量のバランスが整ったとのデータが掲載されています。
多くの化粧品がある中、こうした実証データがあると安心して購入できる人も多いはずです。また、公式サイトでは購入者からの直筆の手紙を閲覧することもできます。今の自分の状況とリンクする人の声があると、お試しのつもりで購入してみたいと思えるかもしれません。30日返金保証制度付きで初回の購入代金が安く設定されているので、興味のある人はチェックしてみると良いでしょう。
しつこいぶつぶつやかゆみがある!病院で治療を受けよう
しつこいぶつぶつやかゆみは、市販の化粧品ではケアしきれないことがあるので、気になる人は病院で治療すると良いでしょう。費用をかけてもクリニックでレーザーなどによるピーリングを行ったほうが良い場合や、処方された漢方薬やビタミンAを服用することで状況が改善する場合があります。また、皮膚の深部から肌細胞を新しくして治療することもあります。
ただし、実際にはあせもなのに、角質ケアを行うとかえって症状を悪化させるおそれがあるように自己判断で治療するのは危険です。そこで、しつこいぶつぶつやかゆみがある場合には、病院に行って原因を検査してもらったほうが安心です。かゆみのある場合や、なかなか症状が改善しない場合には、病院で検査することをおすすめします。