美白・くすみ 馬油

天然素材で敏感肌でも安心!馬油で美肌を手に入れよう!

天然素材で敏感肌でも安心!馬油で美肌を手に入れよう!

肌に良いとされるものは数多く存在しますが、その中でも馬油は注目度が高い品の1つです。そのように、昔から注目度の高い馬油ですが、なぜ馬油が美肌と結び付けて語られているのかご存じでしょうか。また、どのような使い方をすることができるのでしょうか。今回は、馬油がどういったものかしっかりと理解し、より良い使い方ができるよう1つずつ紹介していきます。

馬油に含まれる不飽和脂肪酸とは?

馬油は、その名からもわかるように馬から取られた油のことを指します。主に馬の腹や首の皮下脂肪を原料としており、人間の皮脂に近い自然な油脂であることから、昔から肌荒れやヒビ、切り傷などのさまざまな用途に用いられてきました。馬油は数多くの成分を含んでいますが、馬油に豊富に含まれている不飽和脂肪酸は特に注目されている成分となっています。
まず、不飽和脂肪酸とはどのようなものでしょうか。不飽和脂肪酸は植物油の主成分であり、常温で液体になる油を指します。人間の体内で生産したりすることはできないため、外部から摂取する以外に体に取り込む手段はありません。食生活が乱れることの多い現代人にとって不足しやすい栄養分となっていますが、不足することで皮膚障害などを引き起こす可能性も高く、非常に重要なものとなっています。
そのような不飽和脂肪酸ですが、馬油にはオレイン酸・リノール酸・リノレン酸、そしてパルミトレイン酸の4種類が豊富に含まれています。オレイン酸とは馬油やオリーブ油、チョコレートに多く含まれている、皮膚の再生機能にも関係する成分です。リノール酸はコーン油などにも含まれており、メラニン色素の生成を抑えるはたらきをもっています。また、リノレン酸は植物油に多く含まれているもので、乾燥肌や外傷など皮膚トラブルの改善に関係するものです。パルミトレイン酸は、皮膚や血管を活性化させたり、皮膚の再生に影響を与える可能性をもった成分です。この4種のうち、リノール酸とリノレン酸は体に必ず必要な必須脂肪酸となっています。
このように、皮膚を美しく保つためには不可欠な成分が、馬油には豊富に含まれているのです。不飽和脂肪酸の特徴のひとつに、常温で液体となるという性質があります。そのため、固まって止まることなく、毛穴のような小さな穴からでもしっかりと体内に浸透します。馬油の優れた保湿成分や抗炎症作用、さらには抗酸化作用によって美しい肌へと導いてくれるのです。

ベタベタしない?馬油の特徴とは

肌を美しく保つにはもってこいの馬油ですが、そのような馬油の特徴についてより詳細にみていきましょう。なぜ、馬油は昔から注目されてきたのでしょうか。
第一に、馬油の構成バランスが理由として挙げられます。馬油は人間の皮脂と脂肪酸の構成バランスが非常によく似ており、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸は4:6という比率になっています。皮脂というとあまり良い印象をもっていない人もいるかもしれませんが、実は人間にとって皮脂は最も影響力の高いスキンケア成分なのです。皮脂は肌のキメを整えたり、うるおいを保ったり、皮膚の組織を外部から守ったりと大切な役割を果たしています。そのような皮脂と構成が似ている馬油は、肌と非常に相性が良くしっかりと浸透しますし、その見た目とは裏腹にさらっとしていてベタベタすることもありません。そのような馬油と肌の親和性の高さが、馬油が昔から注目され民間治療薬として長年に渡り使い続けられてきた理由となっています。
また、嫌な匂いなどがしないことも魅力です。ただし、馬油は酸化しやすいため、保存する際にはしっかりと密閉し、冷蔵庫などで保存するようにしましょう。そうすることで、その高い効果を長持ちさせることができます。また、使用するのは純度100%のものがおすすめです。馬油は、皮脂に近い成分比がその効果を高めています。なるべく自然のまま、余分なものが入っていない状態で使用するようにしましょう。

憧れのツルスベ素肌へ!馬油の使い方

馬油の使い方について、具体的にみていきましょう。まず、洗顔後のブースターオイルとして使用する方法が挙げられます。洗顔やクレンジングをしたあと、馬油をティースプーン1杯ほど手にとり、体温で温めながら顔に塗ります。このとき、目尻の小じわなど気になる部分は指の腹などを使いつつ、特に丁寧に塗るようにしましょう。そのようにすることで、次に使うコスメの浸透を高めることが期待できます。
また、乳液や保湿クリームの代わりとして使用することも可能です。馬油は紫外線の防止にも関係があるとされているので、朝でも夜でもそれらの代用品として使用できます。しっとりとした美肌を1日保つことができるでしょう。
加えて、馬油は唇の保湿にも使うことができます。そのまま塗るだけでも良いのですが、はちみつと混ぜ合わせて唇に塗り、ラップをして数分置くことによってより保湿することができるのでおすすめです。
そのほか、ヘアケアにも使用できます。特に毛先の乾燥を解決するにはもってこいです。馬油を少量手にとり、乾燥が気になる毛先に揉み込むようになじませましょう。そうすることにより、毛先のパサつきを抑えることができます。

馬油を使ったスペシャルケアとは?

さらに、馬油を使った特別なケアについても紹介します。まずは、かかとのケアです。かかとが乾燥してしまい、ひび割れなどが起こったときにも馬油は有効です。お風呂上がりなどのタイミングで、馬油をかかとに塗り込むということを数日間継続して行います。そうすることで、皮膚が少しずつ柔らかくなっていき、ひび割れも少しずつ改善していくでしょう。かかとのひび割れにはワセリンを使用する人も多いかもしれませんが、ワセリンと比較しても、馬油は使用後のべたつきなどが少なく使い心地も良いです。
また、手荒れにも使うことができます。馬油を少量手にとり、馬油を温めてから手の甲に広げていき、指先まで浸透するよう揉み込むようにしましょう。手荒れの具合によって、どれくらいの頻度で使用するのかを決めるようにします。手が乾燥していると感じたら、こまめに塗るのが良いです。そのほか、馬油は全身マッサージやパックにも使用できます。マッサージ効果をより高めることができるほか、パックと合わせて使用するとより成分を浸透させることが可能です。
加えて、馬油を用いてまつ毛を伸ばしたり、濃くしたりする手助けもできます。馬油を塗ると皮膚の状態が正常に保たれやすくなりますので、まつ毛の根元に塗り込むことでしっかりとまつ毛が育つ土台ができあがるのです。成果が現れるには人によって1〜3カ月ほどかかりますが、継続することで長くしっかりとしたまつ毛が育つことが期待できます。